家づくりを始めた頃、私たちは住宅展示場やSNSばかり見ていました。
おしゃれなキッチン。
広いリビング。
吹き抜け。
かっこいい外観。
もちろん大事です。
でもある日、元大工の義父に間取りを見せた時、思いもよらないことを言われました。
「見た目より先に、毎日使うところを考えろ」
その言葉は、今でもよく覚えています。
実際、家は何十年も住む場所です。
見た瞬間の感動よりも、毎日の使いやすさの方がずっと大切なのかもしれません。
今回は、元大工だった義父から教わった「後悔しない家づくりのポイント」を紹介します。
① コンセントは多いくらいでちょうどいい
義父が真っ先に言ったのがこれでした。
「コンセントで後悔する人は本当に多い」
家が完成してから、
- ここに掃除機を挿したい
- スマホを充電したい
- 加湿器を置きたい
- パソコンを使いたい
となっても簡単には増やせません。
私たちは当初の予定よりかなり増やしました。
結果的に正解だったと思っています。
② 収納は「量」より「場所」
家づくりを始めた頃の私は、
「収納は大きければ大きいほど良い」
と思っていました。
でも義父は違いました。
「使う場所の近くに収納を作れ」
玄関には玄関収納。
洗面所にはタオル収納。
キッチンにはパントリー。
収納量よりも配置の方が大事だと言われました。
実際に住み始めると、この意味がよく分かります。
③ 日当たりだけでなく夏の日差しも考える
住宅展示場へ行くと、 明るいリビングに憧れます。
私たちもそうでした。
ところが義父は、
「夏の西日をなめるな」
と言います。
冬は快適でも、 夏は暑すぎてエアコン代が増えることもあります。
窓の位置や軒の長さなど、 季節まで考えて設計することが大切だそうです。
これは素人ではなかなか気付けませんでした。
④ 動線は毎日積み重なる
義父が何度も言っていたのが、
「家事動線はケチるな」
でした。
洗濯機から物干しまで遠い。
キッチンから冷蔵庫まで回り込む。
買い物から収納まで運びにくい。
こうした小さな不便は、 毎日積み重なります。
1回なら数秒でも、 10年、20年と続くと大きな差になります。
家づくりでは見た目以上に大切なポイントだと感じました。
⑤ 見栄で付ける設備はだいたい後悔する
これは義父の名言です。
「自慢のための設備は使わなくなる」
少し耳が痛い言葉でした。
豪華な設備や最新機能は魅力的です。
でも本当に必要なのか。
毎日使うのか。
住宅ローンを増やしてまで必要なのか。
一度立ち止まって考えた方が良いと教わりました。
ポジ夫は聞いているようで聞いていない
義父が真面目に話している横で、ポジ夫はうなずいていました。
「なるほどー」
「勉強になるなー」
「知らんけど」
その直後。
「でもウッドデッキ欲しいな」
と話し始めました。
義父に、
「まず予算見ろ」
と即座に返されていました。
さすが親子です。
まとめ
元大工だった義父の話は、住宅展示場ではあまり聞けない内容ばかりでした。
- コンセントは多め
- 収納は場所が大事
- 日差しまで考える
- 動線を重視する
- 見栄の設備に注意する
どれも派手ではありません。
でも実際に住み始めてから効いてくるポイントばかりです。
家づくりは完成した瞬間よりも、その後何十年も続く暮らしの方が長い。
だからこそ義父の言葉は、今でも家づくりで一番参考になったアドバイスのひとつです。